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llano S9 実機レビュー|車でも無線でNetflix・Prime Videoが映った。送信機あり/なしで結果が逆になる違いと注意点

車の画面で、ケーブルを這わせずにNetflixやPrime Videoまで見たい。
ところが、数千円の無線の受信機には、NetflixやPrime Videoが映らない物があります。
そこで候補に挙がるのが、送信機と受信機がセットになったllano S9です。
筆者は、無線のHDMI機器の中で頭ひとつ抜けた高級品だったので、その実力を確かめたくなって買いました。

車の中に限らず、家でも机でも使えるガジェットとしての魅力もありそうだと感じていました。
先に結論から言うと、送信機をiPhoneに挿すだけで、NetflixもPrime Videoも再生できました(Netflixは広告なしのプランで確認)。
同じ日に試したカシムラ KD-236と、llano S9の受信機だけのつなぎ方では、どちらもNetflixとPrime Videoが映りませんでした。
ただ、車だけで使うなら、筆者はおすすめしないかもしれません。
本領を出すには毎回送信機を挿す必要があり、その送信機がスマホケースに当たることもあって、毎日使うには手間が残ったからです。
llano S9を選ぶ意味があるのは、家のテレビやノートPCでも使うつもりで、必要なときに車でも使いたい人だと考えています。
- 送信機あり・受信機だけで、映ったアプリと映らなかったアプリ(画面の写真つき)
- 数えた音の遅れとコマ落ち
- 車(トヨタ・ライズ)に付けて分かったこと
- 送信機の弱点と、車だけで使う人の代わりの選択肢
走行中の視聴・操作は道路交通法で禁止されています。
運転者は運転に集中し、視聴は同乗者または停車中に限ってください。
結論|無線でNetflix・Prime Videoは映った。でも車だけなら、筆者はおすすめしないかも
llano S9は、送信機をiPhoneのUSB-Cに挿すと、何も操作せずにiPhoneの画面を車に映せるセットです(筆者はiPhone 16 Proで確認)。
同じ日に試した無線のつなぎ方(カシムラ KD-236・llano S9の受信機だけ)では、NetflixとPrime Videoは映らず、映ったのはこの送信機を使ったときでした。
確かめた結果は、次の表のとおりです。
| 確かめたこと | 送信機あり | 受信機だけ(画面ミラーリング) |
|---|---|---|
| YouTube | ○ | ○(送信機ありよりコマ飛びが多いように感じた) |
| Netflix | ○ つないだ画面の側で再生 | × 映像が黒いまま |
| Prime Video | ○ | × HDCPのエラーで再生できない |
| 音の遅れ | 16〜17コマ(約0.27秒) | 14〜17コマ(約0.23〜0.28秒) |
| コマ落ち(15回中) | 4回 | 12回 |
| つなぎ方 | 送信機を挿すだけ | iPhoneの画面ミラーリングで選び、コードを入れる |
| 筆者が確かめたiPhone | USB-CのiPhone 16 Pro | iPhone 16 Pro(Lightningでは試していない) |
| 価格 | 16,980円(2026年10月26日時点のAmazon。2,000円OFFのクーポンの表示あり) | 同じセット |
NetflixとPrime Videoが映ったのは、送信機を挿したとき
いちばん大事なのは、同じllano S9でも、送信機を使うかどうかで結果が逆になることです。
送信機をiPhoneに挿すと、NetflixもPrime Videoも映りました。
送信機を使わずに、受信機だけでiPhoneの画面ミラーリングを使うと、NetflixもPrime Videoも映りませんでした。
llano S9でNetflixやPrime Videoを見たいなら、送信機を使う前提で選ぶのが、筆者の結論です。
車だけなら、おすすめしないかもしれない理由|毎回挿す手間が残る
それでも、車だけで使うなら、筆者はおすすめしないかもしれません。
理由は、送信機の使い勝手です。
- 本領を出すには、乗るたびに送信機をiPhoneに挿す
- スマホケースによっては、送信機が奥まで挿さらない
- 付属の延長ケーブルを使うと、正直、取り回しが悪い
どうせ毎回何かを挿すなら、2,000円以下で買えて、遅れもそこそこ少ないUSB-C→HDMIのケーブルでもいい、というのが筆者の考えです。

無線の良さは「ケーブルを這わせない」ことで、「何も挿さない」ではありませんでした。
無線でNetflixやPrime Videoを見るために1万円以上かけるなら、同じくらいの予算で、iPhoneをつながずに動画アプリを使える機器を考えてもいいと思います。
一方で、家のテレビで動画を見たり、ノートPCの画面を広げたりするのにも使うなら、llano S9を選ぶ意味があります。
向いている人・向いていない人
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 家のテレビやノートPCでも使うつもりで、車でも無線で使いたい | 車だけで使い、毎日乗るたびに映したい (乗るたびに送信機をiPhoneに挿す手間が残る) |
| 停車中に、助手席や後ろの席の人にiPhoneを渡して動画を選んでもらう | 運転席のスマホホルダーに付けたまま使いたい (延長ケーブルを使うと、送信機がぶら下がる) |
| USB-CのiPhoneで、無線のままNetflixやPrime Videoも見たい | LightningのiPhoneで、NetflixやPrime Videoを見たい (送信機が挿せず、受信機だけではiPhone 16 Proでも2つとも映らなかった) |
USB-CのiPhone 16 Proに送信機を挿すだけで、無線のままNetflixもPrime Videoも映りました。
llano S9は、家のテレビやノートPCでも使いながら、車でも無線で動画を見たい人に向く1台です。
※受信機だけのつなぎ方では、NetflixもPrime Videoも映りませんでした。Netflixは、広告つき・モバイルプランでは映せません。
llano S9はどんな機材か|送信機と受信機のセット
llano S9は、iPhoneに挿す送信機と、車のHDMI入力につなぐ受信機がセットになった、ワイヤレスのHDMI機器です。



CarPlayに対応した車なら、そのままつなげるの?
llano S9は、車のCarPlayの差込口に挿す物ではなく、車の側にHDMI入力が要ります。
筆者のライズの純正画面には、HDMI入力があります。
送信機と受信機は、くっつけて1つにまとめて持ち運べる
送信機と受信機は、くっつけて1つにまとめられます。
車から外して家に持ち帰るときも、ばらばらになりません。
家のテレビや机でも使うつもりの人には、うれしい作りです。


送信機はUSB-Cに直接挿す・受信機はHDMIとUSB-Cの給電
送信機は、USB-Cのオスの端子になっていて、iPhoneの差込口に直接挿します。


送信機は、LightningのiPhoneには挿せません。


受信機には、HDMIのメスの差込口と、給電用のUSB-Cの差込口があります。
説明書には、受信機の電源入力は5V・1Aと書かれています。
受信機と車のHDMI入力は、付属の短いHDMIケーブル(両端がオス)でつなぎます。




付属のケーブルは、次の3つです。
- 受信機と車のHDMI入力をつなぐ、短いHDMIケーブル
- 受信機に給電するUSBケーブル
- 送信機とiPhoneの間に入れる、短い延長ケーブル
この延長ケーブルは、スマホケースに送信機が当たって奥まで挿さらないときに使いました。




技適の番号は送信機・受信機の両方にあり、総務省の登録と合っていた
送信機と受信機の両方に、技適マークと番号「R 219-269090」の表示がありました。
総務省の登録を番号で調べると、型式「S9」として登録されていて、表示と合っていました。
検索すると、名前の近いllano S9 Proの情報も多く出てきます。
S9 Proは技適の番号が「219-269089」で、S9とは別の製品です。
この記事で試したのはS9なので、買うときは型番を取り違えないように気をつけてください。


値段は1万5千円ほど(2026年10月時点のAmazon)
llano S9は、2026年10月26日時点のAmazonでは、次の値段でした。
- 表示の価格:16,980円
- 2,000円OFFのクーポンを使うと:14,980円(1万5千円ほど)
カシムラ KD-236(3,665円・同じ日のAmazon)のような受信機だけの機器と比べると、4倍以上の値段です。
車の側にHDMI入力があるかを、先に確かめましょう。
送信機はUSB-Cの端子なので、LightningのiPhoneには挿せません。
送信機を挿すつなぎ方|挿すだけで、NetflixもPrime Videoも映った
llano S9の送信機ありのつなぎ方は、送信機を挿すだけでした。
つなぎ方|受信機に給電して、送信機を挿すだけ
手順は次のとおりです。
- 受信機を車のHDMI入力につなぎ、USB-Cで給電する
- 受信機に「CONNECTED」と出て、車の画面につなぎ方の案内が出る
- 送信機をiPhoneのUSB-Cに挿す
- 何も操作せずに、iPhoneの画面が車の画面に映る







ペアリングのような設定は要らないの?
iPhoneのコントロールセンターを開いたり、Wi-Fiを選んだりする操作はいりませんでした。




Netflixは、iPhoneではなくつないだ画面の側で再生された
送信機を挿した状態でNetflixを再生すると、ディスプレイの側で再生が始まりました。



iPhoneの画面が、そのまま映るんじゃないの?
Netflixの動画は、iPhoneの側では再生されず、つないだ画面の側で流れる形です。
Prime Videoも、同じように再生できました。




なお、Netflixの公式ヘルプによると、広告つきプランとモバイルプランでは、iPhoneの画面をテレビなどに映して見る機能が使えません。
筆者がNetflixを確かめたときは、広告なしのプランでした。
llano S9でNetflixを見るなら、先にプランを確かめてください。
車でNetflixを見るほかの方法と、映らないときの原因は、『車でNetflixを見る5つの方法|純正ナビで映らない原因と確実な見方を実機で解説』で解説しています。


同じ日に試したカシムラ KD-236では、Netflixは映像が黒いまま、Prime VideoはHDCPのエラーで再生できませんでした。
無線のままNetflixやPrime Videoを車の画面で見たい、という望みは、送信機を挿すだけでかないました。
画面ミラーリングは使わない|Netflixの出力先は「MACROSILICON」と出た
送信機を挿すだけでiPhoneの画面が映り、コントロールセンターの「画面ミラーリング」は使っていません。
Netflixの出力先の一覧には、「MACROSILICON」という名前の画面が出て、チェックが入っていました。


出る名前はアプリによって違い、YouTubeのアプリには「AirPlayに接続しました」と出ました。


映りは、ケーブルと体感で変わらなかった
送信機ありの映りは、普通に見ているぶんには、有線のケーブルと変わらないと感じました。
数えると音は約0.27秒遅れていましたが、見ていて気になることはありませんでした。
送信機を挿すだけで、NetflixもPrime Videoも映りました。
Netflixは広告つき・モバイルプランだと映せないので、プランも確かめてください。
受信機だけのつなぎ方|NetflixとPrime Videoは映らなかった
送信機を使わずに、受信機だけで映す方法もあります。
iPhoneの「画面ミラーリング」で受信機を選ぶ使い方です。
つなぎ方|画面ミラーリングで選び、車の画面のコードを入れる
手順は次のとおりです。
- iPhoneのコントロールセンターで「画面ミラーリング」を開く
- 一覧に出る「LLANO-S9-…」という名前を選ぶ
- 車の画面に出たコードを、iPhoneの「AirPlayコード」の入力欄に入れる




送信機ありのときと違って、自分で「画面ミラーリング」を開いてコードを入れます。
Netflixは黒いまま・Prime VideoはHDCPのエラー
受信機だけで映すと、YouTubeは映りました。
ただ、送信機ありのときより、コマ飛びが多めに見えました。



送信機なしで映るなら、それで十分じゃない?
Netflixは、ディスプレイの映像が黒いままでした。


Prime Videoは、ディスプレイに「お客様のデバイスはHDCPコンテンツ保護基準を満たしていないため、このビデオを再生できません」と出て、再生できませんでした。
ライズの純正画面でも、同じエラーでした。





同じ受信機でも、送信機を挿せば映ったので、故障ではありません。
受信機だけなら、カシムラ KD-236と同じくらい
受信機だけで使うと、できることはカシムラ KD-236と同じくらいでした。
アンテナが無いぶん、配線はllano S9のほうがすっきりします。
ただ、llano S9の値段はKD-236の4倍以上です。
受信機だけで使うなら、割に合わないと筆者は感じました。
llano S9を選ぶなら、送信機を使う前提で選ぶのがよいと考えています。
LightningのiPhoneは、受信機だけのつなぎ方になる
送信機はUSB-Cの端子なので、LightningのiPhoneには挿せません。
LightningのiPhoneで使えるのは、受信機だけのつなぎ方です。
筆者はLightningのiPhoneでは試していません。
ただ、同じ受信機だけのつなぎ方は、USB-CのiPhone 16 ProでもNetflixとPrime Videoが映らなかったので、LightningのiPhoneでこの2つを見たいなら、llano S9は選ばないほうが安全です。



16e・17e・Airでは送信機が動くか分からないので、買う前に気をつけてください。
受信機だけでは、NetflixとPrime Videoは映りませんでした。
この2つを見たいなら、送信機を使う前提で選びましょう。
車に付けて分かったこと|トヨタ・ライズの場合
ここからは、筆者の車(トヨタ・ライズ)の純正画面につないで分かったことです。
付属の短いHDMIケーブルで、カバーのある差込口にもつながった
ライズは、USBとHDMIの差込口が並んでいて、カバーが付いています。



カバーがあると、HDMIの機器は挿さらないの?
llano S9は、付属の短いHDMIケーブルで受信機とつなぐので、カバーのある差込口にもつなげました。
カシムラ KD-236は、本体を差込口に直接挿す形なので、筆者のライズではカバーに当たって奥まで挿さりませんでした。


USBケーブルは束ね、受信機の置き場所は考えておく
付属のUSBケーブルは長めです。
すっきりさせたかったので、筆者はケーブルタイで束ねました。
受信機の本体は、ダッシュボードの前のスペースを取り、置き方は安定しませんでした。
ライズはUSBとHDMIの差込口が並んでいるので、両方を使うと、差込口のまわりもごちゃつきやすくなります。


ライズでも、送信機ありならPrime Videoが再生できた
ライズの純正画面でも、送信機を挿すとPrime Videoが再生できました。
受信機だけのつなぎ方では、ライズでもHDCPのエラーで再生できませんでした。
ライズでの結果は、自宅のディスプレイで試した結果と同じです。




ライズでNetflixは試していません。
車でPrime Videoを見るほかの方法は、『【車でアマプラ】Amazonプライム・ビデオを見る5つの方法|車種別の最適解を実機で整理』で車の種類ごとに整理しています。


走り出すと、HDMIの映像は消える
ライズの純正画面では、車が動き出すと、HDMIの映像が消えます。
画面には「走行中のため、映像表示をOFFにします。」と出ます。


llano S9も受信機をHDMI入力につなぐので、筆者のライズでは停車中・休憩中・待ち時間に見る使い方になります。
これはllano S9の性質ではなく、ライズのHDMI入力の仕様です。



走行中も同乗者に見せたいときは、どうするの?
走行中も同乗者に映像を見せたいなら、有線のCarPlayに対応したタッチ操作の車と、iPhone 15・16シリーズ(16eを除く)で、CarPlayを通して映すMirrorTouchが行き先です。
MirrorTouchの対応機種や使い勝手は、『オットキャスト ミラータッチ(Mirror touch)の使い勝手は?対応機種・充電可否・弱点など気になる情報を実体験で口コミ!』にまとめています。


走行中もHDMIの映像を出すために、テレビキャンセラーを付ける方法もありますが、不具合や保証の心配があるので、筆者は勧めません。
テレビキャンセラーの心配な点は、『テレビキャンセラーのデメリット3つ|不具合・保証・安全リスクと代替手段を徹底比較』で詳しく書いています。


付属のHDMIケーブルで、カバーのあるライズの差込口にもつながりました。
筆者のライズでは走り出すとHDMIの映像が消えるので、見るのは停車中・休憩中です。
送信機の弱点|毎回挿す手間・ケースへの干渉・延長ケーブル
llano S9の本領は、送信機を挿したときに出ます。
その送信機に、正直、気になるところがいくつかありました。
スマホケースによっては、奥まで挿さらない
スマホケースによっては、送信機がケースに当たって奥まで挿さりませんでした。
奥まで挿さっていないと、送信機のランプが点かず、つながりません。



つながらないときは、まず送信機のランプが点いているかを見てください。
筆者は、ケースを外すか、付属の短い延長ケーブルで送信機をつないで対処しました。


延長ケーブルを使うと、取り回しが悪い
延長ケーブルを使うと、正直、取り回しが悪くなります。
運転席のスマホホルダーにiPhoneを付けると、延長ケーブルと送信機がぶら下がるのが気になりました。
送信機を挿したままだと、iPhoneも持ちにくくなります。
毎日使うなら、挿すのは手間
毎日車で使うなら、乗るたびに送信機を挿すのは手間です。



無線なのに、結局ケーブルと同じ手間がかかるの?
どうせ毎回何かを挿すなら、2,000円以下のUSB-C→HDMIのケーブルでやってしまうのもありだと思います。
筆者のiPhone 16 Proでは、ケーブルでもNetflixとPrime Videoが映りました(Netflixは、広告つき・モバイルプランでは映りません)。
それでも合うのは、同乗者に渡す使い方
この弱点が気にならない使い方もあります。
停車中に、助手席や後ろの席の人に、送信機を挿したiPhoneを渡して、自分で動画を選んでもらう使い方です。
iPhoneを手に持って操作するなら、延長ケーブルと送信機がぶら下がることも気になりません。
ケーブルを車内に這わせずに、渡した人が好きに動画を選べるのは、無線ならではの良さです。
送信機を使う無線は、同乗者にiPhoneを渡して操作してもらう使い方に、いちばん向いていると筆者は感じました。
車で毎日使うなら、乗るたびに送信機を挿す手間が残ります。
合うのは、停車中に同乗者へiPhoneを渡す使い方です。
車だけで使うなら、筆者はおすすめしないかもしれない|家や机でも使う人なら選ぶ意味がある
無線でNetflixやPrime Videoが映るのは、llano S9の大きな魅力です。
それでも、車だけで使う人には、ほかの選択肢とも比べてから決めてほしいと考えています。
1万円以上かけるなら、iPhoneをつながない選択肢も考えたい
llano S9は、無線のままNetflixやPrime Videoを映せるところに、いちばんの価値があります。
ただ、そのためだけに1万円以上かけるなら、同じくらいの予算で、iPhoneをつながずに車の画面で動画アプリを使える機器も考えてもいいと思います。



iPhoneをつながずに、どうやって動画を見るの?
1つは、有線のCarPlayに対応した車に挿して使うAIBOXです。
AIBOXには動画アプリを入れられるので、iPhoneを挿したり渡したりせずに、車の画面でNetflixやPrime Videoを見られます。


AIBOXの値段は機種によって違い、llano S9より高い機種もあるので、比べるときは今の価格を確かめてください。
もう1つは、ダッシュボードに置くAndroidの画面です。
筆者が普段使っているOttocastのScreen AIのように、シガーソケットから電源を取り、画面そのものに動画アプリを入れて使います。
HDMI入力も有線のCarPlayも無い車でも置けるのが強みです。



ネットには、どうやってつなぐの?
Screen AIは、スマホのテザリングなどのWi-Fiでネットにつなぎます。
こちらもllano S9より高い価格帯なので、予算を決めてから選ぶと迷いません。
どのAIBOXを選べばいいかは、『【2026最新】おすすめCarPlayAIBOX一挙紹介|10機種使い比べたドライバーの本音を語ります』で比べています。


Screen AIを含むオットキャストの機種の違いは、『【2026年最新!】オットキャストって結局どれがいいの?新旧モデル徹底比較で最適モデルを選ぼう!』で整理しています。


家のテレビやノートPCでも使うなら、選ぶ意味がある
一方で、llano S9は車の中だけで使う物ではありません。
Amazonの商品ページには、画面をそのまま映す表示と、画面を広げる表示の2つのモードがあると書かれていて、家のテレビで動画配信を見たり、ノートPCのデュアルディスプレイやプレゼンに使ったりすることも考えられるガジェットです。
そうした使い方を主にしながら、必要なときに車でも使う、という人なら、選ぶ意味があると考えています。
筆者が買った理由も、この「車の中に限らないガジェット」としての魅力がありそうだと思ったからです。
車だけで使うなら、ケーブル・AIBOX・置くタイプの画面とも比べてから。
家のテレビやノートPCでも使うなら、llano S9は候補になります。
音の遅れとコマ落ちを数えた|送信機ありは約0.27秒遅れていた
llano S9の送信機ありは、普通に見ているぶんには、遅れは気になりませんでした。
ただ、感覚だけでは分からないので、数えて確かめました。
数え方|同じテスト動画を60fpsで撮って、コマを数えた
YouTubeの同じ音ズレ確認用の動画を流し、映した画面を60fpsで撮りました。
画面で「音が鳴るはず」の瞬間から、実際に音の波形が出る瞬間までのコマ数を数えています。


結果|5つのつなぎ方を並べると
同じ日に数えた5つのつなぎ方は、次のとおりです。
| つなぎ方 | 音の遅れ | コマ落ち(15回中) |
|---|---|---|
| llano S9 送信機あり | 16〜17コマ(約0.27秒) | 4回 |
| llano S9 受信機だけ | 14〜17コマ(約0.23〜0.28秒・測るたびに違う) | 12回 |
| カシムラ KD-236(無線) | 2コマ以内(約0.03秒以内) | 7回 |
| USB-C→HDMIのケーブル(iPhone 16 Pro) | 9コマ(約0.15秒) | 14回 |
| Lightning→HDMIのケーブル(iPhone 12 Pro Max) | 2〜6コマ(約0.03〜0.1秒・ばらつく) | 3回 |
どれも、映像が先で音が後の向きでした。
遅れは大きめ、コマ落ちは少なめ
llano S9の送信機ありは、音の遅れは5つの中で大きいほうでした。
カシムラ KD-236の2コマ以内と比べると、はっきり差があります。
一方で、コマ落ちは15回中4回で、KD-236(7回)やUSB-Cのケーブル(14回)より少ない結果でした。
受信機だけで使うと、コマ落ちは15回中12回に増えます。
ここでも、送信機を使うかどうかで差が出ました。



遅れが大きいと、動画は見づらいの?
動画を楽しむぶんには、約0.27秒の遅れで困ることは、筆者の使い方ではありませんでした。
送信機ありは、遅れが約0.27秒と大きめ、コマ落ちは15回中4回と少なめ。
動画を見ているぶんには、遅れは気になりませんでした。
llano S9を選ぶ人・ほかで足りる人
やりたいことごとに、行き先を整理します。
| やりたいこと | 行き先 | 条件 |
|---|---|---|
| 家や机でも使い、車でも無線でNetflix・Prime Video | llano S9(送信機あり) | USB-CのiPhone(筆者が確かめたのは16 Pro。16e・17e・Airでは試していない) |
| 車だけで、どうせ挿すなら | USB-C→HDMIのケーブル | USB-Cで映像を出せるiPhone(16e・17e・Airは不可)・2,000円以下 |
| 車だけで、iPhoneをつながずに | AIBOX | 有線のCarPlayに対応した車 |
| HDMI入力も有線のCarPlayも無い車で | ダッシュボードに置くAndroidの画面(Screen AIなど) | シガーソケットの電源・ネットはテザリングなどのWi-Fi |
| YouTubeだけでいい | カシムラ KD-236 | 3,000円台・差込口にカバーのある車は、延長ケーブルが要る場合がある(筆者は使っていない) |
| 車の画面で操作したい・走行中も同乗者に | MirrorTouch | 有線のCarPlayに対応したタッチ操作の車と、iPhone 15・16シリーズ(16eを除く) |
| 走行中もHDMIの映像を出したい | テレビキャンセラー | 不具合や保証の心配があるので、筆者はおすすめしない |



迷ったら、まず「車だけで使うか」から決めると、行き先が絞れます。
llano S9を選ぶ人
- 家のテレビやノートPCでも使うつもりで、車でも使いたい
- USB-CのiPhoneで、ケーブルなしでNetflixやPrime Videoまで見たい
- 停車中に、同乗者にiPhoneを渡して動画を選んでもらいたい
- 差込口にカバーのある車でも、付属のケーブルでつなぎたい
この条件に当てはまるなら、llano S9は、無線のままNetflixやPrime Videoまで届く1台です(Netflixは、広告つき・モバイルプランでは映りません)。
ほかで足りる人
- 車だけで使い、毎日乗るたびに映したい(乗るたびに送信機を挿す手間が残る)
- YouTubeが見られれば十分(3,000円台のカシムラ KD-236でもYouTubeは映った)
- LightningのiPhone(送信機が挿せず、受信機だけでは16 ProでもNetflix・Prime Videoが映らなかった)
- 運転席のスマホホルダーに付けたまま使いたい(延長ケーブルを使うと、送信機がぶら下がる)
YouTubeが見られれば十分なら、3,000円台のカシムラ KD-236で足ります。
音の遅れも、同じ日に数えた中でいちばん小さい結果でした。
車だけで、どうせ毎回挿すなら、筆者が使った2,000円以下のUSB-C→HDMIのケーブル(iPhone 16 Pro)でもNetflixとPrime Videoが映りました(Netflixは、広告つき・モバイルプランでは映りません)。
iPhoneをつながずに動画アプリを使いたいなら、有線のCarPlayに対応した車ならAIBOX、そうでない車ならダッシュボードに置くAndroidの画面が行き先です。
YouTubeを車で見るほかの方法は、『車でYouTubeを見る方法5選|カーナビ・ミラーリング・AIBOXを10機種試して比較』で比べています。


よくある質問


まとめ|無線でNetflix・Prime Videoまで見たいなら、llano S9は送信機で選ぶ
ケーブルを這わせずに、NetflixやPrime Videoまで車の画面で見たい。
その望みは、llano S9の送信機をiPhoneに挿すだけでかないました。
- 送信機ありなら、何も操作せずに映り、NetflixもPrime Videoも再生できた(Netflixは広告なしのプランで確認)
- 受信機だけでは、NetflixとPrime Videoは映らなかった
- 付属の短いHDMIケーブルで、カバーのあるライズの差込口にもつながった
一方で、車だけで毎日使うなら、送信機を挿す手間とスマホケースへの干渉が残ります。
その場合は、次の方法で足ります。
- どうせ挿すなら:2,000円以下のUSB-C→HDMIのケーブル
- iPhoneをつながずに見たいなら:AIBOXか、ダッシュボードに置くAndroidの画面
- YouTubeだけなら:カシムラ KD-236
家のテレビやノートPCでも使いながら、車でも無線で動画を楽しみたい人には、llano S9は候補になる1台です。
使い方が合いそうなら、llano S9の商品ページで今の価格を確かめてみてください。











