【サブ機にもオススメ】オットキャストスクリーンフローレビュー｜使い方や機能を完全解剖

Q: Q. どんな車でも使えますか?

A. 12V電源ソケット（シガーソケット）があればほぼOKです。 DC12/24V対応なので、軽自動車から普通車、トラックまで幅広く対応します。 ただし、シガーソケットが特殊な形状の車種や、電源容量が極端に小さい車種では使えない可能性もあります。 心配な方は、オットキャスト公式サイトで対応車種を確認するか、サポートに問い合わせてみてください。

Q: Q. CarPlayやAndroid Auto非搭載車でも使えますか?

A. はい、使えます。むしろそういう人のための製品です。 スクリーンフロー側がAndroid 13搭載のディスプレイオーディオなので、車側がCarPlay未搭載でも問題ありません。

Q: Q. iPhoneとAndroid、どちらもワイヤレス接続できますか?

A. どちらもワイヤレスCarPlay/Android Autoに対応しています。 初回ペアリングさえしておけば、以降はエンジンONで自動接続されます。 iPhoneユーザーでもAndroidユーザーでも、同じように快適に使えますよ。

Q: Q. 好きなアプリを追加できますか?

A. いいえ、追加アプリは決まったアプリの中から選ぶことになります。 理由はGoogle Playストアに非対応だから。 自由にアプリを追加したいのであれば、Screen AIを選ぶ方がいいでしょう。

Q: Q. オフラインでも使えますか?

A. microSDに保存した動画はオフライン再生可能です。 トンネルや山道など、通信が途切れる場所でもオフラインメディアを楽しめます。 また、スマホとCarPlay接続するので、スマホ側にローカル保存している音楽も楽しめます。 ただし、ナビはオンライン地図アプリ前提なので、オフライン利用は地図アプリの仕様次第です。

Q: Q. 音はどうやって車のスピーカーから出しますか?

A. Bluetooth、AUX、FMトランスミッターの3パターンから選択できます。 Bluetooth非搭載の古い車でもFMで無線接続対応できます。 内蔵スピーカーについて補足すると、音量自体は結構出せます。 車の走行音に負けない音量は出ますが、音が少し潰れてしまうので、音にこだわる人は内蔵スピーカーではなく、車のスピーカーを使う他の手段をおすすめします。

Q: Q. バックカメラは使えますか?

A. オプションで対応可能です。 オットキャスト公式では「スクリーンフロー+バックカメラ」のセット販売があります。 ただし、ドラレコのような走行録画機能はありません。 録画も必要なら、別途ドラレコを用意しましょう。

Q: Q. 熱で壊れませんか?

A. 車載前提の設計になっていますが、真夏の直射日光には注意をしておくのが無難です。 どんな機器でも、炎天下のダッシュボードで長時間直射日光を浴び続けるのは負担がかかります。 できるだけ直射日光を避けられる位置に設置するのがおすすめです。

Q: Q. 付属のスタンドで十分ですか?

A. 人によります。 筆者の場合は、付属スタンドよりも専用スクリーンスタンドを使う方が良かったです。 付属スタンドだと視界を邪魔してしまったので、より低い位置に設置できる専用スタンドの方が快適でした。

2025年11月25日

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🚗 純正ナビがなくても、古くても大丈夫！
シガーソケットに挿すだけで11.4インチの最新カーナビ環境が誕生。
Googleマップ、YouTube、Netflixが大画面で実現。配線工事一切不要の手軽さ！
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「純正ナビの地図が古すぎて使い物にならない…」
「高額なナビオプションなんて正直払いたくない」
「スマホのカーナビって画面小さくて見づらいんだよな」

そんな風に感じていませんか?

筆者も2024年12月にトヨタ・ライズに乗り換えた時、まさに同じ悩みを抱えていました。

今流行りのCarPlay機能に期待してカーナビオプションを外したものの、なんかイマイチ。
CarPlay接続するだけでは、車内で動画も見れないし使えるアプリにも制限がある。

もっと手軽に、車で快適にナビや動画を楽しめる方法はないのか?

そんな悩みを解決するため、筆者はオットキャストのAIBOX「OTTOAIBOX P3」を導入しました。
AIBOXは純正ナビの画面にスマホアプリやストリーミング動画を映せる便利なデバイスです。

オットキャスト製品デビューでドライブライフが各段に楽しくなりました

でも、AIBOXには1つ弱点があります。
「そもそも純正ナビがない車や、AIBOXに対応していない車では使えない」という点です。

CarPlay対応していないクルマで、自分の使いやすいナビアプリや動画を使うにはどうしたら…

そこで今回は、そんな悩みを解決する『Ottocast ScreenFlow（オットキャストスクリーンフロー）』を紹介します。

スクリーンフローは、AIBOXとは異なり、外付けのディスプレイ付きAndroid OSデバイス。
シガーソケットに挿すだけで、11.4インチの大画面ディスプレイが車内に誕生します。

純正ナビがない車でも、AIBOXに対応していない車でも、問題なし。
Googleマップでのナビはもちろん、YouTubeやNetflixといった動画アプリも自由に使えるようになります。

今回筆者は実際にスクリーンフローを自分のライズに取り付けてドライブ中に使ってみました。

使ってみて満足度は高いのですが、正直気になる点もあります。

この記事ではそんな良い悪いをひっくるめて忖度なしの正直な感想をお伝えします。

古い車のナビを最新化したい!

純正ナビに不満があるけど、サブモニターとして動画も見たい!

配線工事なしで手軽にカーナビ環境を整えたい!

そう感じているあなたには、このOttocast ScreenFlowがきっと役立つはずです。

この記事では、

スクリーンフローの基本スペックと特徴
タブレット端末との使い比べ
他社製Androidナビとの比較
最新モデル「ScreenAI」との違い
実際に使って分かった設置のコツ
失敗しないための向き不向き判断

あなたの疑問や不安を解消できるよう、分かりやすく解説します。

「どうせ買うならいい物が欲しい!でも失敗したくない!」

そう強く願うあなたのための判断材料がギュッと詰まっているので、ぜひ最後まで読んでみてください。

ScreenFlowを使うなら、公式サイト購入がお得！

ScreenFlowなら、シガーソケットに挿すだけで11.4インチ大画面ナビ＋動画環境が手に入る。

📌純正ナビなし車でも、古いナビ搭載車でもOK！

シガーソケットに挿すだけ — 配線工事・車両加工一切不要で即使える
ナビと動画を同時表示 — 2画面分割でGoogleマップ＋YouTubeを両立
ワイヤレスCarPlay/Android Auto対応 — iPhoneでもAndroidでも自動接続

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公式サイトでScreenFlowを見る！

※走行中の動画視聴や操作は道路交通法により禁止されています。
　動画視聴機能は同乗者向け、または停車中の使用を徹底しましょう。

※本記事は、メーカー様より製品提供を受けたうえでのレビュー記事になりますが、
　筆者自身が実際に車に取り付け、使い込んで分かった「リアルな使用感」をベースにお届けします。

結論:スクリーンフローは1台目のナビはもちろんサブ機としてもおすすめ

Ottocast ScreenFlowは、シガーソケットに挿すだけで使える11.4インチのポータブルディスプレイオーディオです。

純正ナビがない車でも、AIBOXに対応していない車でも、配線工事なしで最新のカーナビ環境が手に入ります。

筆者が実際に使って感じた最大の魅力は、「1台目のメインナビ」としても「サブモニター」としても使える万能性です。

スクリーンフローを使って感じた良いところ

ナビなし車なら、Googleマップなどのスマホに入れた最新ナビアプリが11.4インチの大画面で使えるようになります。

画面分割機能を使うことで、これ1台でカーナビと動画再生が同時にできるようになります。

純正ナビ搭載車なら、メイン画面でカーナビ表示、サブ画面で動画アプリをさらに大きく表示するサブ機としても活躍します。

筆者はもともとメインディスプレイでAIBOX利用をしていたので、
スクリーンフローはサブディスプレイとしてCarPlay端末として使うようになりました。

この「メイン・サブどちらの使い方でもいける」柔軟性が、スクリーンフローの大きな強みです。

さらに、タブレットと違って以下の車載専用設計の快適さがあります。

「車内置きっぱなしOK」
「エンジンON即起動」
「毎回の操作ストレスなし」

電源以外は初心者に難しい配線も必須ではないので、初心者でも迷わず使い始められます。

配線工事不要の手軽さ、横長大画面の見やすさ、オットキャストブランドの安心感。この3つが揃ったエントリー層向け車載ディスプレイとしてScreenFlowをおすすめできます。

スクリーンフローを買う際の注意点

スクリーンフローを検討する人に伝えたい注意事項としては3点あります。

スクリーンフローは最新ハイエンド機器ではなくエントリーモデルの位置づけ

スクリーンフローは2025年11月現在は安価なエントリーモデルの位置づけです。

さらに上位スペックを求める人にはScreen AIという上位機種がおすすめです。

2025年11月現在は、同じオットキャストの上位モデル「Screen AI」が登場しています。
スペックや使い勝手にこだわる人にはCPU・メモリが倍増し、AI音声操作とパワーアップしたScreen AIをおすすめします。

ただし上位モデルが登場した今も、「なるべく安く、でもオットキャストブランドの信頼性は欲しい」という人には、スクリーンフローは十分満足できる選択肢です。

アプリのインストールに関する制限

スクリーンフローは、専用アプリストアからインストールできる動画ストリーミングアプリが制限されています。

気になるScreenFlow対応アプリは動画系アプリ全8種類。

アプリ名	インストール状態
YouTube	最初からインストール済み
Netflix	最初からインストール済み
Spotify	専用ストアからインストール
Disney+	専用ストアからインストール
Prime Video	専用ストアからインストール
U-NEXT	専用ストアからインストール
TVer	専用ストアからインストール
TikTok Lite	専用ストアからインストール

※2025年11月時点の情報です

YouTube、Netflix、Spotifyなど主要なアプリは揃っていますが、
Google Playストアには非対応のため、自由にアプリを追加することはできません。

また、車なら使いたいカーナビアプリ（Googleマップ、Yahoo!カーナビなど）を直接Android OS側にインストールすることもできません。

その代わりに、ナビ機能を使う場合はCarPlay/Android Auto経由でスマホのナビアプリを利用する形になります。

つまり、カーナビとして使うにはスマートフォンとの併用が必須ということです。

画面分割の仕様について

スクリーンフローの2画面分割機能は、必ず「CarPlay/Android Auto画面」と「Android OS画面（YouTubeなどのアプリ）」の組み合わせに限定されます。

Android OS側のアプリ同士（例：YouTube + Netflix）を2分割表示することはできません。

トリッキーな画面分割を期待するひとは、
仕様についてあらかじめよく理解しておきましょう！

これらの制限は、求めやすい価格とスペックのバランスを取るために、あえて機能を絞り込んだ結果だと思います。

「ナビはスマホのGoogleマップで十分」
「YouTube・Netflixが見られれば満足」
という方なら、全く問題ありません。

むしろ、機能を絞ることでシンプルな操作性と安定動作を実現しているとも言えます。

逆に「Android OS側でも自由にナビアプリを使いたい」「Google Playストアから好きなアプリを入れたい」という人は、上位モデルのScreen AIを検討するのがオススメです。

スクリーンフローのスペックと特徴をサクッと確認

Ottocast ScreenFlowは、車のダッシュボードに設置するだけで最新のナビ・エンタメ環境が手に入るポータブルディスプレイオーディオです。

まず最初に、スクリーンフローの基本スペックを確認していきましょう。

スクリーンフローの基本スペック

スクリーンフローの主なスペックは以下の通りです。

項目	仕様
画面サイズ	11.4インチ
解像度	1920×720（横長24:9）
OS	Android 13
CPU	4コア
メモリ（RAM）	2GB
ストレージ（ROM）	32GB
外部ストレージ	microSD最大256GB対応
電源	DC12/24V対応（シガーソケット）
接続	ワイヤレスCarPlay/Android Auto
音声出力	Bluetooth/AUX/FMトランスミッター/内蔵スピーカー
本体重量	約443g（スタンド抜き）
技適	取得済（222-251376）

スクリーンフローの外観

スクリーンフローは横幅26cm、縦幅11cmのディスプレイを備えた横長のデバイスです。

製品上部には電源ボタンが付いていて、未使用時は画面を切っておくことができます。

本体背面には各種接続端子が配置されており、AUX端子、マイクロSDカードスロット、バックカメラ用端子、電源用のUSBタイプC端子というシンプルで分かりやすい構成になっています。

またラベルで技適マークも表示されていますので、安心して国内で使うことができます。

技適について補足

技適（技術基準適合証明）とは、電波法で定められた技術基準に適合していることを示すマーク。
技適を取得していない無線機器を日本国内で使用すると、電波法違反になる可能性があります。

オットキャストの製品は基本的にすべて技適を取得しているので、筆者は安心して買えています。

他社製品の中には技適表示をしていない製品もたまにあるので、
そういった使えない製品を掴まないように注意しましょう。

電源・接続について

本体への給電はシガーソケット電源ケーブル（DC12/24V対応）で行います。

付属の電源ケーブルをシガーソケットに挿すだけで使用できるため、複雑な配線工事は一切不要です。

また本体の電源端子はUSBタイプCなので、お手持ちのUSB充電器があればシガーソケットを使わずともUSB電源で使うこともできます。

スマホなどに使うモバイルバッテリーからでも起動できます！

筆者の試す限りでは、USBタイプCの急速充電器と接続した場合には立ち上げることができませんでした。
家の中などUSB電源で起動したい場合は、USBタイプAの充電器とタイプA－タイプC変換ケーブルで接続するとうまくいくはずです。

同梱品の内容

パッケージには以下のアイテムが同梱されています：

スクリーンフロー本体
ダッシュボード設置用スタンド（粘着シート付き）
シガーソケット電源ケーブル（約340cm)
AUXケーブル（約140cm)
ユーザーマニュアル（日本語対応）

付属のダッシュボード設置用スタンドは、粘着シートでダッシュボード上に固定するタイプ。角度調整も可能で、すぐに使い始められる設計になっています。

別売りアクセサリー

オットキャスト公式では、以下のオプション品も用意されています：

専用スクリーンスタンド — より低い位置への設置が可能、ダイヤル式で角度調整の幅が広い
バックカメラセット — バックギア連動で後方映像を表示

特に専用スクリーンスタンドは、筆者の環境では使用必須と感じたアイテムなので、合わせて購入も検討してみてください。

スクリーンフローの特徴

スペック表だけ見ても分かりにくいと思うので、筆者が実際に使って感じた特徴を分かりやすく解説しますね。

どんな車でも使えるポータブル設計

スクリーンフローの最大の魅力は、シガーソケットがあればどんな車でも使えるという点。
DC12/24V対応なので、軽自動車から普通車、トラックまで幅広く対応します。

乗り換えやレンタカーでも、そのまま持ち運んで使えるんです。

配線工事も車両側の加工も一切不要!

車載専用設計の横長11.4インチ大画面

普通のタブレットと違って、スクリーンフローは24:9という横長比率を採用しています。

ダッシュボードに設置しても運転視界を妨げにくく、しかも11.4インチの大画面で見やすいんです。
解像度も1920×720と高精細なので、Googleマップの文字もクッキリ見えます。

横長ディスプレイが車で使うのに最適です

エンジンONで約2秒起動の快適さ

AIBOXや他のデバイスだと、エンジンをかけてから起動まで30〜40秒かかることもあります。
スクリーンフローはシガーソケットに電源が入ると約2秒で自動起動します。

しかもスマホともWi-FiやCarPlayで自動接続されるので、乗り込んだらすぐ使える状態に。
この「乗ったらすぐ使える」感覚は、一度体験すると手放せなくなります。

この速さは、純正ナビと比べても圧倒的に快適です!
特に車の乗り降りが頻繁な人にとって、毎回の起動待ちがないのは本当にストレスフリーです。

ワイヤレスCarPlay/Android Auto対応

iPhoneでもAndroidでも、ワイヤレスでCarPlay/Android Autoが使えます。
初回ペアリングさえしておけば、以降は自動接続。
スマホを取り出さなくても、大画面でナビや音楽を操作できるのは本当に便利です。

ナビと動画を同時表示できる2画面分割

スクリーンフローの面白い機能が5:5の2画面分割表示。
右側でGoogleマップのナビを見ながら、左側でYouTubeを再生する…なんて使い方ができます。

サイドバー上の画面分割ボタンを押せばいつでもワンタップで画面分割に移行します。
仕様としては、片方がナビ画面などを表示するCarPlay画面、片方がAndroidOSの画面という分割方法になっています。

スクリーンフローの24:9という横長比率は、画面分割時に活きてきます。

よくある16:9ディスプレイなどでは、
画面分割した際は左右それぞれで片方が8:9ということで縦長になってしまうんです。
それがスクリーンフローの場合は12：9の画面比率となりますので、横長画面をキープして違和感なく画面分割できます。

YouTubeなどの動画は基本的に16:9の横長が多いので、画面分割した後も横長視聴ができるのはかなりの魅力です。

プリインストール済みのストリーミングアプリ

スクリーンフローにはYouTube、Netflixが最初から入っています。
専用ストア経由で追加アプリもインストール可能です。

気になるScreenFlow対応アプリは動画系アプリ全8種類。

アプリ名	インストール状態
YouTube	最初からインストール済み
Netflix	最初からインストール済み
Spotify	専用ストアからインストール
Disney+	専用ストアからインストール
Prime Video	専用ストアからインストール
U-NEXT	専用ストアからインストール
TVer	専用ストアからインストール
TikTok Lite	専用ストアからインストール

※2025年11月時点の情報です

カーナビアプリは使えない？

カーナビアプリはスクリーンフローにはインストールすることはできません。

代わりに、CarPlay機能を使って

Google Playストアには非対応なので、この点は後ほど詳しく説明しますね。

4系統の音声出力で古い車にも対応

音声出力は、Bluetooth、AUX有線、FMトランスミッター、内蔵スピーカーの4パターン。
特にFMトランスミッターは本体に内蔵されていて、自分で周波数を設定してラジオに音声を飛ばせます。
別売りのFMトランスミッターを購入する必要がないのは嬉しいポイントです。

Bluetooth非搭載の古い車でも、FMで対応できるのは安心ですね。

ただし正直に言うと、内蔵スピーカーは音量は十分ですが、音を大きくすると潰れがちと感じました。
車の走行音に負けない音量は出せますが、音質にこだわるなら車のスピーカーに接続することを強くおすすめします。

ナビの音声案内程度なら問題ありませんが、音楽や動画を楽しむならBluetoothやAUXで車のスピーカーを使いましょう。

スタンドの取り替えも可能

付属のダッシュボード設置用スタンドの他に、別売りでより低い位置に設置できるスタンドも選べます。
車種や好みに応じてスタンドを変更できるのも、スクリーンフローの特徴です。

以上がスクリーンフローの基本スペックと特徴でした。
次のセクションでは、「タブレット端末と比べてどうなの?」という疑問にお答えしていきます。

スクリーンフローとタブレット端末はどう違うのか？

わざわざスクリーンフローを買わなくても、安いタブレットを車に置けばいいんじゃない?

そう思う方、多いと思います。
筆者もかつてはそう考えていました。

実は筆者、過去の愛車では、iPadを車載ホルダーに固定して使っていたんです。
約8年間、タブレット+スマホナビのスタイルで車移動をこなしてきました。

でも改めて、iPadとスクリーンフローのようなポータブルディスプレイを比較してみて、「ポータブルディスプレイの方が総合的に優れているな」と心から感じています。

車で使うのにタブレット端末をおすすめできない理由

ここでは、筆者の実体験をもとに、タブレットを車載利用する際の問題点を正直に語ります。

毎回の起動・接続操作がとにかく面倒くさい

タブレットは車と連動しません。
乗るたびに「電源ボタンを押す→スリープ解除→ロック解除→アプリ起動」という一連の操作が必要。
テザリングは自動接続もできますが、毎回ロック解除が必要なのは地味にストレスです。

降車時も電源OFFを忘れるとバッテリーが減っていく…。

スクリーンフローはエンジンONで自動起動、エンジンOFFで自動スリープ。
この差は、毎日車に乗る人ほど大きく感じるはずです。

バッテリー内蔵だから車内に置きっぱなしにできない

タブレットはバッテリーを搭載しているため、車内に置きっぱなしにできないのが最大のデメリット。

真夏の車内は80℃を超えることもあります。
リチウムイオンバッテリーを高温環境に放置すると、最悪の場合、発煙・発火といったトラブルも考えられます。

安全上のリスクを考えると、乗り降りのたびにタブレットを付け外ししなければいけなかったんです。

スクリーンフローは内蔵バッテリーなしで車載電源前提の設計。
バッテリー劣化や発火リスクの心配がなく、置きっぱなしにできるのは長く使う上で大きなメリットです。

CarPlay/Android Autoが使えない

タブレット単体では、CarPlay/Android Autoという「スマホと車を連携させる規格」が使えません。
つまり、スマホの音楽アプリやナビアプリを大画面で快適に使う…という体験ができないんです。

スクリーンフローはCarPlay/Android Autoに対応しているので、スマホとディスプレイが連携します。

ただし注意点として、スクリーンフローのCarPlay接続は車のハンドルボタンとは連動しません。
スクリーンフローではCarPlay接続は車とスマホをつなぐわけではないからです。
純正CarPlay/Android Autoのように、ハンドルのボタンで操作する…という使い方はできないので、この点は理解しておきましょう。

まとめると、以下が筆者の結論です。

タブレットは車載モニタとして使えなくはないけど、
毎日使うナビとしてはポータブルディスプレイの方が優れている

もちろん、「たまにしか車に乗らない」「とにかく安く済ませたい」という人なら、タブレットも選択肢の一つ。
でも毎日の通勤や週末のドライブで快適に使いたいなら、車載専用設計のスクリーンフローの方が圧倒的にストレスが少ないです。

スクリーンフローと他社製ポータブルディスプレイを使い比べてみた!

スクリーンフローって、他のポータブルナビと比べてどうなの?

そんな疑問にお答えするため、ここでは筆者が実際に購入・所有して使用したことのあるSpedal AL-850と比較してみます。

他社の製品を検討する人も中にはいると思います。
そんな人は、他社のポータブルディスプレイを使ってみた筆者の感想を参考にしてみてください。

Spedal社AL-850とのスペック比較

まずは筆者の使ったことのあるAL850のスペックを並べて見てみましょう。

項目	Ottocast ScreenFlow	Spedal AL-850
画面サイズ	11.4インチ	9.3インチ
解像度	1920×720	1600×600
OS	Android 13	Android 14
CPU	4コア	8コア
RAM / ROM	2GB / 32GB	4GB / 64GB
外部ストレージ	microSD 最大256GB	あり（最大128GB）
CarPlay / AA	ワイヤレス対応	ワイヤレス対応
Google Play	非対応	対応
分割表示	5:5スプリット	なし
バックカメラ	オプション（別売り）	標準付属
GPSアンテナ	非搭載（配線不要）	標準付属
音声出力	Bluetooth/AUX/FM/内蔵SP	Bluetooth/AUX/FM/内蔵SP
電源	DC12/24V	DC12/24V
価格帯	約3万円（セール時）	約2.5万円（筆者購入価格）

正直に言います。スペック面ではAL-850が勝っている部分もあります

CPUは8コア、RAMは4GB、ROMは64GBと、スクリーンフローの倍のスペック。
しかもGoogle Playストアに対応していて、好きなアプリを自由にインストールできます。
さらにバックカメラやGPSアンテナまで標準付属で、実売価格でいうと5000円安い…。

じゃあAL-850の方がいいじゃん!

そう思いますよね。
でも、筆者は総合的にはスクリーンフローが使いやすいと思いました。

VS AL850 | スクリーンフローが優れていると感じたこと

11.4インチの大画面と1920×720の高解像度が見やすい

AL-850は9.3インチ・1600×600に対し、スクリーンフローは11.4インチ・1920×720。
画面サイズも解像度も一回り大きく、文字や地図がクッキリ見やすいんです。

ナビとして毎日使うなら、この「見やすさ」は十分乗り換え理由になると感じました。

起動速度がかなり速い

スクリーンフローのエンジン始動からの起動時間は約2秒です。

それに対して、AL-850は起動時間が約30秒と15倍ほどの差がありました。

これはAL-850が遅いというよりは、スクリーンフローが速すぎるという印象です。

毎日使いをするのであれば起動時間は重要です。
車の乗り降りを頻繁にする人であれば、スクリーンフローの高速起動の特徴はかなりの快適ポイントになります。

CarPlay（ナビ）とアプリ（動画）をシームレスに同時使用可能

スクリーンフローでは画面分割機能でCarPlayでナビを表示しながら、同時にYouTubeなどのアプリも使えますが、
AL850では機能がトレードオフでどちらか一方しか同時に使えませんでした。

またAL-850はWi-Fi接続の仕様上、CarPlayモードとAndroidアプリモードを切り替える必要があります。
CarPlayモードとAndroidの切り替えがシームレスにできるスクリーンフローはよりCarPlayユーザーには使いやすいと感じました。

画面分割機能を使えば、ナビと動画を同時に表示できます。

1台目のナビとして買うのであれば、画面分割ができるスクリーンフローが優れていると思いました。

VS AL850 |スクリーンフローが劣ると感じた点

逆にスクリーンフローが他社製品に負けるかもと感じたのは以下の点です。

CPU・メモリのスペック不足

スクリーンフローは4コアCPU+2GB RAMというスペック。

これは2025年の基準では、正直ローエンドの部類に入ります。

例えば今回比較したSpedal AL-850のような他社製品では、8コアCPU+4GB RAMといった倍のスペックを搭載しているモデルもあります。

複数アプリを同時に動かしたり、重いゲームアプリを使いたい場合は、動作の快適さで差を感じる可能性があります。

ただし筆者が実際に使う限り、ナビ+YouTube程度の使い方では「もっさり感」はそれほど感じませんでした。

機能が絞られている分、スクリーンフローは4コア+2GBでも十分実用的なサクサク感になっていると思います！

Google Playストアに非対応

スクリーンフローは専用アプリストアからのインストールに限定されており、Google Playストアには対応していません。

今回紹介したAL-850のように、Google Playストア対応で好きなアプリを自由にインストールできるモデルは他にもあります。

この「アプリの自由度」という点では、
スクリーンフローは明らかに制限があります。

バックカメラやGPSアンテナは別売り

他社製品の中には、バックカメラやGPSアンテナが標準付属しているモデルもあります。
例えばAL-850はバックカメラとGPSアンテナがセットでこの価格帯というコスパの良さがあります。

スクリーンフローはバックカメラがオプション扱いなので、必要な場合は追加コストがかかります。

付属品が増えると使い方が複雑になるので、
難しいこと抜きに使いたい人にはスクリーンフローも悪くないと思います！

スペックの見劣りが気になるなら、上位モデルも検討してみよう

もし上記のようなスペックや機能面での制約が気になるのであれば、オットキャストの上位モデル「Screen AI」も検討してみてください。

Screen AIなら：

8コアCPU+4GB RAMで動作がサクサク
Google Playストア対応でアプリの自由度が大幅アップ
Gemini AI搭載で音声操作も可能

わずか5,000円の価格差でこれだけの違いがあるので、予算が許すならScreen AIの方が後悔は少ないでしょう。

以上まとめると「CarPlayナビ+動画が快適に動けば十分」「なるべくコストを抑えたい」という人には、エントリーモデルのスクリーンフローは他社製品と比べても十分選択肢に入るはずです。

最新モデルのスクリーンAIとスクリーンフローはどう違う?

スクリーンフローを買おうと思ったら、『Screen AI』っていう新しいモデルもあるんだけど…何が違うの?

そんな疑問を持つ方も多いはず。
ここでは、オットキャストの最新上位モデル「Screen AI」とスクリーンフローの違いを解説します。

スクリーンAIとスクリーンフロー|スペック比較表

項目	ScreenFlow	Screen AI
画面サイズ	11.4インチ	11.4インチ（同等）
解像度	1920×720	1920×720（同等）
OS	Android 13	Android 15
CPU	4コア	8コア
RAM / ROM	2GB / 32GB	4GB / 64GB
AI機能	なし	Gemini AI内蔵
音声操作	CarPlay/AA経由のみ	AIアシスタントで操作可
アプリDL	専用ストアのみ	Google Playストア対応
価格	約30,800円	約35,080円（+約5,000円）

Screen AIの進化ポイント

Screen AIは、スクリーンフローの画面サイズ・解像度はそのままに、内部スペックと機能を大幅強化したモデルです。

8コアCPU+4GB RAMで動作がサクサク

スペックが倍増したことで、アプリの起動や切り替えがスムーズになります。
サクサク感を追求したいという人には、Screen AIがおすすめ。

Gemini AI内蔵で音声操作が進化

Screen AIの目玉機能がGemini AIによる音声操作。

CarPlay/Android Autoでも音声操作はできますが、Screen AIならAndroid OS側の操作もAIアシスタントで可能になります。

例えば、以下のような操作ができるようになります。

「ヘイ、Gemini。○○の○○屋をGoogleマップで探して」→地図を表示
「YouTubeで○○チャンネルを表示して」→YouTubeチャンネルを表示

運転中はタッチ操作ができないので、ドライバーにとっては非常に魅力的な機能だと言えます。

Google Playストアに対応

Screen AIはGoogle Playストア対応と明記されています。
つまり、スクリーンフローで不満だった「アプリの制限」がほぼ解消されるということ。
ゲームやSNS、ツールアプリまで自由に入れたい人には嬉しいポイントです。

Android 15で最新機能にも対応

OSが最新のAndroid 15なので、今後のアプリアップデートにも長く対応できます。
スクリーンフローのAndroid 13も悪くはありませんが、長期利用を考えるとScreen AIの方が有利です。

スクリーンAIとスクリーンフロー|価格差5,000円をどう見るか

ここで重要なのが、両者の価格差は約5,000円ということ。

5,000円の追加投資で、以下の恩恵を得られることをコスパが良いと感じたら、ScreenAIを買うべきかもしれません。

CPUが4コア→8コアに倍増
RAMが2GB→4GBに倍増
ROMが32GB→64GBに倍増
OSがAndroid 13→15に進化
Gemini AI+音声操作が追加
アプリの自由度が大幅アップ

スクリーンAIとスクリーンフロー|どちらを選ぶべきか?

スクリーンフローがおすすめな人

オットキャストブランドのポータブルディスプレイをなるべく安く入手したい人
ナビ+YouTube/Netflixが快適に動けば十分な人
AI音声操作までは要らない人

Screen AIがおすすめな人

音声操作でナビ・動画検索などをやってみたい人
Google Playストアから自由にアプリを入れたい人
「どうせ買うなら最新・最上位がいい」という人

筆者の正直な感想としては、2025年現在、予算が許すならScreen AIを選ぶ方が後悔は少ないと思います。
スクリーンフローは「エントリーモデル」として、コストを最優先する人向けの選択肢になったと言えますね。

スクリーンフローの最速初期設定方法

スクリーンフローを買ったはいいけど、設定って難しくないの?

安心してください。
実際にやってみると驚くほど簡単でした。

ここでは、筆者が実践した最短ルートの初期設定方法を紹介します。

スクリーンフローの設定は家でもできる

初期設定は家で済ませておく方が圧倒的に楽です。

スクリーンフローは車のシガーソケットから電源を取りますが、USB Type-AからType-Cに変換するケーブルをお持ちであれば、家庭のUSB-A充電器から起動できます。

もちろん車に乗り込んで設定するのもOKですが、落ち着いた環境で設定する方が快適なのでおすすめします。

STEP1：Wi-Fiに接続する

電源を入れるとホーム画面が表示されます。

まずはWi-Fiに接続しましょう。

ホーム画面から「設定」アプリを開く
「Wi-Fi」の項目を選択
「Wi-Fiの使用」をオンにする
スマートフォンをオンにするか、家の中のWi-Fiを選んで接続

これでインターネットに接続できます。

車の中ではスマホテザリングを使う予定であれば、
ここでスマホとのテザリング接続もつないでおくと車の中での作業が減ります。

STEP2：システムの更新

Wi-Fi接続が完了したら、システムアップデートを実行しておきましょう。

システムアップデートの手順

「設定」アプリから「システム」の項目に進む
「システムアップデート」をタップ
システムのバージョンが表示されるので、「オンライン照会」ボタンを押す

ここで「最新バージョン」と表示されれば、アップデートの必要はありません。

筆者の場合は最初から最新バージョンになっていたので、
更新の必要はありませんでした。

出かける直前にアップデートをやるとアップデートに時間がかかる可能性もあるので、
余裕を持って実行しておくことをおすすめします。

STEP3：使いたいアプリの追加と更新

ホーム画面から「アプリストア」というアプリをタップします。

追加できるアプリが一覧に表示されるので、自分の必要なアプリの「インストール」ボタンを押して、順次インストールしていきましょう。

一度に1つのアプリしかインストールできないので、ここは気長に、家で落ち着きながらポチポチとインストールを押していくのがおすすめです。

YouTubeやNetFlixなど事前インストールされているアプリの中に更新が必要なものがあれば、
ついでに更新を押しておきましょう。

STEP4：アプリにログインしておく

YouTube、Netflix、Spotifyなど、よく使うサービスにあらかじめログインしておきましょう。

あらかじめ家の中でログインを済ませておくと、車ですぐ動画や音楽を楽しめるのでおすすめです。

STEP5：サイドバーの位置を右側にする

次に、画面分割機能を使いやすくするための設定をしておきましょう。

「設定」アプリを開く
「ディスプレイ」の項目をタップ
「サイドバーの位置」を選択
「右側」をタップ

なぜ右側がおすすめなのか?

サイドバーを右側に設定しておくと、運転席側から操作がしやすくなります。(日本車の場合）

また、画面分割をする時はサイドバー側にCarPlay画面が表示される仕様になっています。

この操作で、カーナビアプリとして使うCarPlay画面は運転席側に表示されるよう設定しておきましょう

STEP6：microSDカードにオフラインメディアを入れる（任意）

トンネルや山道など、通信が途切れる場所でも動画や音楽を楽しみたいなら、microSDカードを活用しましょう。

PCで動画や音楽ファイルをmicroSDにコピーし、スクリーンフローに挿して認識確認。

メディア再生にはプリインストールされている「VLC」アプリが使えます。
VLCアプリから動画やオーディオを再生しましょう。

ここまでが家でやっておくべき準備です。
次は、いよいよ車への設置と接続設定に進みます。

STEP7：車に設置してシガーソケットに接続

付属のスタンドをダッシュボードの平らな面に貼り付けます。
（設置のコツは次のセクションで詳しく解説しますね）

シガーソケットに電源ケーブルを接続。
余った配線が邪魔にならないよう、タイラップやクリップで軽く留めておくとスッキリします。

エンジンをかけると、約2秒でスクリーンフローが自動起動します。
この速さは、AIBOXや純正ナビと比べても本当に快適です!

STEP8：スマホとワイヤレス接続する

スクリーンフロー側で「CarPlay」または「Android Auto」のアイコンをホーム画面からタップします。

接続手順が表示されるので、それに従って接続すればOK。

具体的には、以下操作をやってみましょう。

スマートフォンのBluetooth設定を開く
スクリーンフローの画面上に表示されたBluetooth名を選択
スマートフォンで接続を承認

一度この設定をしておけば、以降はエンジンONで自動接続されるので楽チンです。

STEP9：オーディオ出力を設定する

最後に音声をどこから出すか設定しましょう。

車にBluetoothがある → Bluetooth接続が最も便利
AUX端子がある → AUX有線接続が音質ベスト
どちらもない → FMトランスミッターで車のオーディオをラジオに合わせ、周波数を合わせ込む

もちろん内部スピーカーで十分という場合は設定・配線不要です！

筆者はBluetooth対応車でしたが、
メインディスプレイ：AIBOX接続で動画視聴など
サブディスプレイ：スクリーンフローでCarPlayのナビ利用
という使い分けをすることにしたのでスクリーンフローは内蔵スピーカー利用にしています。

以上で初期設定は完了です!

「家で全部済ませて、車ではなるべく少ない手順で設定する」

以上が最初に設定しておくといい項目の最速ルートです。
スクリーンフローを手に入れたらぜひこの手順で試してみてください。

スクリーンフローはどう設置する？

初期設定方法を把握したら、次は物理的な設置方法を抑えましょう。

設置方法がイマイチだと、使い勝手が悪くなるほか、最悪運転の邪魔になって安全性を損なうことにもなります。

買う前に、自分の車にどうやってつけるかイメージしておきましょう！

付属スタンドの正直な感想

スクリーンフローには、粘着シート付きのスタンドが付属しています。
ダッシュボード上の平らな面に貼り付けるタイプです。

でも、筆者のシチュエーションでは、付属スタンドは正直使えませんでした。

筆者の場合（トヨタライズの例）、すでにメインディスプレイがある中でどこにサブディスプレイとして設置するかを検討する必要がありました。

自然に考えると、ダッシュボードの真ん中にそのまま設置できれば使いやすいなと考えたのですが、
ライズのメインディスプレイは微妙にダッシュボードの上にせり出す構造なので
その上にサブディスプレイを重ねてしまうと運転中の視界がより狭くなってしまうと感じました。

かといって他の場所に付属スタンドで設置しようにも、視界の邪魔になるか、エアバッグなど安全装置と干渉してしまう状況でした。

色々検討した結果、
ダッシュボードの上ではなく、運転席側のダッシュボードと水平な位置につけられるとベストだなと考えたんです。

別売り専用スタンドも購入して使ってみた

そこで筆者は、オットキャスト公式の別売り「スクリーンスタンド」を追加購入してみました。

結論から言うと、筆者の車ではこっちの方が使いやすかったです!

専用スクリーンスタンドの良かった点

ダイヤル式で角度をより広く調整できる
専用スタンドはダイヤルで角度調整の幅が広がります。
背の高いSUVでも低い位置のセダンでも、自分や同乗者の視線に合わせやすいんです。
視界を邪魔しない位置に設置できる
付属スタンドだとダッシュボード上になってしまいますが、専用スタンドならより低い位置に設置可能。
視界を邪魔しないので、これが最大のメリットだなと感じました。

スクリーンスタンドを使ってみた結果、ダッシュボードの縁よりも下の位置に置けるようになり
無事視界を妨げないサブディスプレイとして機能させることができるようになりました。

運転席側に設置したことにより、より運転中の視線移動が少なくナビが見れるようになったのでこの点は満足度が高いです。

専用スクリーンスタンドの注意点

スクリーンスタンドの注意点として、アームを長く使う場合には付属スタンドより振動に弱くなると感じました。

運転中に画面がブルブル振動するので目が疲れるほか、操作するにもグラつくので対策が必須です。

気になる人は、伸ばしたアームの下に支えとなる防振ゴムなどを挟むとよいでしょう。

アームを支える吸盤は頑丈ではありますが万能ではないので、
長く使い続けるにはアームの補強は必須だと思います！

筆者としては納得いく設置ができて満足でしたが、
筆者の乗るトヨタライズの場合だと実質こういう設置方法しかないのかも？とも思います。
ライズおよびその兄弟車に乗る方はぜひ参考にしてみてください。

設置場所の注意点

どのスタンドを使うにしても、設置場所は慎重に選びましょう。

運転視界を妨げない位置に

メーターの前や、視界の中心に来るような位置は避けてください。

道路運送車両法とは車の安全基準を定めた法律で、運転者の視野を妨げる装置の設置を禁止しています。
違反すると整備不良として罰則の対象になる可能性もあるので、注意が必要です。

エアバッグの展開領域を避ける

助手席側のダッシュボードには、エアバッグが内蔵されている場合があります。
エアバッグの展開を妨げる位置に設置すると、万が一の事故時に危険です。

取扱説明書でエアバッグの位置を確認し、離れた場所に設置しましょう。

直射日光を少しでも避けられる位置がベスト

真夏の炎天下、ダッシュボードは80℃を超えることもあります。
車載前提の設計とはいえ、直射日光が当たり続けるのは本体に負担がかかります。

筆者はまだ夏場にこのデバイスの温度的な耐性を試したことはありませんが、
デバイスに日光を当てないに越したことはないので、日差しが当たりにくいように使うのがおすすめです。

オットキャスト公式ストアでは、設置方法によりバリエーションの出るスクリーンスタンドも購入できます。

設置に悩む人は導入を検討してみてください

スクリーンフローをおすすめできる人・できない人

筆者の使ってみた感覚をもとに、
スクリーンフローをおすすめできる人・できない人を整理してみます。

スクリーンフローのよくある質問

最後に、購入前に気になるであろう質問をQ&A形式でまとめました。

Q. どんな車でも使えますか?

A. 12V電源ソケット（シガーソケット）があればほぼOKです。

DC12/24V対応なので、軽自動車から普通車、トラックまで幅広く対応します。
ただし、シガーソケットが特殊な形状の車種や、電源容量が極端に小さい車種では使えない可能性もあります。

心配な方は、オットキャスト公式サイトで対応車種を確認するか、サポートに問い合わせてみてください。

Q. CarPlayやAndroid Auto非搭載車でも使えますか?

A. はい、使えます。むしろそういう人のための製品です。

スクリーンフロー側がAndroid 13搭載のディスプレイオーディオなので、車側がCarPlay未搭載でも問題ありません。

Q. iPhoneとAndroid、どちらもワイヤレス接続できますか?

A. どちらもワイヤレスCarPlay/Android Autoに対応しています。

初回ペアリングさえしておけば、以降はエンジンONで自動接続されます。
iPhoneユーザーでもAndroidユーザーでも、同じように快適に使えますよ。

Q. 好きなアプリを追加できますか?

A. いいえ、追加アプリは決まったアプリの中から選ぶことになります。

理由はGoogle Playストアに非対応だから。

自由にアプリを追加したいのであれば、Screen AIを選ぶ方がいいでしょう。

Q. オフラインでも使えますか?

A. microSDに保存した動画はオフライン再生可能です。

トンネルや山道など、通信が途切れる場所でもオフラインメディアを楽しめます。
また、スマホとCarPlay接続するので、スマホ側にローカル保存している音楽も楽しめます。

ただし、ナビはオンライン地図アプリ前提なので、オフライン利用は地図アプリの仕様次第です。

Q. 音はどうやって車のスピーカーから出しますか?

A. Bluetooth、AUX、FMトランスミッターの3パターンから選択できます。

Bluetooth非搭載の古い車でもFMで無線接続対応できます。

内蔵スピーカーについて補足すると、音量自体は結構出せます。
車の走行音に負けない音量は出ますが、音が少し潰れてしまうので、音にこだわる人は内蔵スピーカーではなく、車のスピーカーを使う他の手段をおすすめします。

Q. バックカメラは使えますか?

A. オプションで対応可能です。

オットキャスト公式では「スクリーンフロー+バックカメラ」のセット販売があります。

ただし、ドラレコのような走行録画機能はありません。
録画も必要なら、別途ドラレコを用意しましょう。

Q. 熱で壊れませんか?

A. 車載前提の設計になっていますが、真夏の直射日光には注意をしておくのが無難です。

どんな機器でも、炎天下のダッシュボードで長時間直射日光を浴び続けるのは負担がかかります。
できるだけ直射日光を避けられる位置に設置するのがおすすめです。

Q. 付属のスタンドで十分ですか?

A. 人によります。

筆者の場合は、付属スタンドよりも専用スクリーンスタンドを使う方が良かったです。
付属スタンドだと視界を邪魔してしまったので、より低い位置に設置できる専用スタンドの方が快適でした。

まとめ:スクリーンフローは「ナビ+エンタメ」を手軽に実現したい人にベストな選択肢

長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。

筆者がOttocast ScreenFlowを実際に使ってみて感じたのは――

「車載専用設計の快適さは、タブレットでは絶対に味わえない」

ということでした。

もちろん、スペック面ではSpedal AL-850の方が上ですし、機能面ではScreen AIの方が充実しています。
でも、11.4インチの横長大画面の見やすさ、エンジンONで約2秒起動の快適さ、配線工事不要の手軽さ、そしてオットキャストブランドの安心感。

これらを総合すると、スクリーンフローは「毎日のナビ+動画」という使い方において、十分に満足できる製品です。

特に以下のような方には、自信を持っておすすめできます。

古い車のナビを最新化したい
純正ナビに不満があるけど、サブモニターとして動画も見たい
配線工事なしで手軽にカーナビ環境を整えたい
タブレットのように毎回操作するのは面倒

逆に、Google Playストアの自由度や、最新スペックを求めるなら、Screen AIや他社機も検討する価値があります。

どうせ買うならいい物が欲しい!でも失敗したくない!

そんなあなたの判断材料になれば嬉しいです。

筆者もこれからサブモニターとしてスクリーンフローを導入して、家族といろんな場所に行くのが楽しみになりました。

あなたも、スクリーンフローで快適なカーライフを手に入れてみませんか?

ぜひ色んな製品を見比べて自分にあった選択をしてくださいね!

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